最近では、ハロウィンが終るともうクリスマスの飾り付けがチラホラと出てくるが、いくらなんでも早すぎるように思う。
キリスト教の暦では「降臨節」という期間がある。
クリスマスを日本語で言うと「降誕祭」。
つまり「降臨節」は「降誕祭」を待つ期間ということになる。
「アドベント」という英語の方がもしかしたら最近では馴染みがあるかもしれない。
「待降節」とも言うらしい。
「降臨節」は11月30日に最も近い日曜日から始まる。
つまり今年だったら今日から。
キリスト教の宗派にもよると思うが、この日から教会はクリスマス向けの飾り付けになる。
飾り付けと言っても、クリスマスツリーやリースが出されるくらいで、飾りらしい飾りはなく質素なものだ。
キリストを待つ期間だからお祭り気分はそれまでお預けというわけだ。
日本のクリスマスというと、どちらかというと自分が楽しむ行事になってしまうように感じる。
が、欧米では少し違うような気がする。
クリスマス、というとなんとなく暖かい気分になる季節、その暖かい気分を他人にも分けてみんなで楽しく過ごそう、という雰囲気があるように思うのだがどうだろう。
Band Aid の「Do They Know It's Christmas?」はまさにその精神のチャリティ・ソングである。
その Band Aid が今年リメイクされる。
久しぶりに20年前の Band Aid のドキュメントLDなんぞ取り出して見た。
ボトムアップ的に始まったこのチャリティ企画の雰囲気が伝わってくる。
当時、この素朴な感じに素直に共感できた。
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