字幕版を観るか吹き替え版を観るか悩む映画。
こういうアメリカンな映画は字幕版を観る方が無難というか王道だとは思うが、山ちゃんのロバは捨てがたい…。
映画館に2回観に行くことを考えると DVD はお得。
だが…(DVDの難点は後で)
前作シュレックはお伽話やディズニーのパクリがメインだったが、今作ではハリウッドのパクリがメインにシフトしている。
知っている映画のパクリは面白い。
映画だけじゃない。E!(ケーブルチャンネル局…でいいのかな?)やレッド・カーペットまでパクっているのには大笑い。
それでも、たぶんわからないのもたくさんあるのだろう…。
「ロード・オブ・ザ・リング」みたいに比較的新しい映画ならともかく「フラッシュダンス」のパクリなんて、子供にはわからないだろう。
そう、これはお子様向けではない。
大人が楽しむものなのだ。
しかし、ブラックさは薄まった。
その点では物足りないのだが、CG技術の進歩による映像の素晴らしさで帳消。
音楽も前作同様楽しめた。
2作目というのはどうしても厳しい目で観てしまいがちだ。
登場人物がワラワラと増え、声優陣(オリジナル)も豪華になった。
前作よりお金かけているんだろうなぁ…と。
CG技術やCG完成度のこだわりは良いのだが、物語の内容は、もっと登場キャラをしぼってシンプルだったら…などと思ってしまう。
肝心のシュレックについては見せ場がない。
前作では、怪物シュレックと美女フィオナ姫の取り合わせが面白かったのだが、今作では二人とも怪物か二人とも人間かのどちらか。
人間シュレックは余計だったようにも思う。
しかしそれは作らない人の勝手な言い草かもしれない。
さて、DVDの方だが、本編メニューに入る前に延々と多作品のCMを見せられるのには辟易した。
しかもスキップができない。(かろうじて早送りはできたが…)
これでは繰り返し観ようと思っても、本編に入る前に毎回余計なCMを見せられることを考えると、止めてしまうかもしれない。
最近は、ただでさえ凝った作りのメニュー画面が増えて、鬱陶しく思っているくらいなのに、多作品のCMなんて言語道断だ。
視聴者にとって何回も観たいのは本編だし、製作者にとっても何回も観て欲しいのは本編だと思うのだが…。
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