映画館に行きそびれたので、DVD を買った。
吹替えに行くか、字幕に行くか悩んだ作品でもある。
2度観に行く、という手もあるが、時間が必要。
DVDだと両方楽しめるので悩まなくてすむ。
これだけ、ディズニー・キャラをパクッてくれると、それはそれで気持ちいい。
それにはディズニーを知らないとならないのだが、映画を観ていなくても、
ディズニー・キャラの絵本などがあふれているので、知らず知らずのうちに結構知っているものだ。
白雪姫もシンデレラも眠れる森の美女も、絵を思い浮かべると、あのキャラになってしまう。
他にも、ピノキオ、バンビ、ピーターパン…。
ディズニーキャラでなくて思い浮かべろ、と言われると、あの影絵のイメージかも…。
そうです、NHK教育TVのあの影絵…。
さすがに、人魚姫になると、ディズニー・キャラよりも、
アニメ「アンデルセン物語」(←日曜の夜にやっていたアレです)の方になるが…。
プーさんも、石井桃子さん訳で素朴な絵のついた絵本の方。
さて、主人公のシュレックだが、設定では「見るも恐ろしい怖い怪物」である。
が、あまり恐ろしさを感じない。どことなく愛敬さえ感じる。
CMや前情報で見慣れてしまったせいか…。
もう少し恐ろしげな感じでキャラ・デザインした方が、ストーリーが生きるような気がした。
おまけに日本語のシュレックは、淡白だ。世の中に無感心という雰囲気は出ているが、
怒っても迫力がない。恐ろしさをいまいち感じない。
やはり、きちんと演技力のある人、吹き替えの実績のある人をキャスティングして欲しかったように思う。
(そうなると流暢な方言という課題があるかもしれないが…)。
オリジナルでは、カナダ生まれのマイク・マイヤースがスコットランドなまりで
しゃべっているそうだが(私は英語のなまりなど判別つかないが)、果たして
きちんとしたなまりになっているのかどうかはわからない。
ロバは、英語、日本語とも弾丸のようにしゃべりまくるが、いずれもぴったり。
日本語の場合、山ちゃんこと山寺宏一さんだが、それ以外のキャスティングは考えられない。
今や顔もそれなりに売れている声優さんだから、ヒッパリダコだろう。
そして、フィオナ姫。あのキャラ・デザイン、藤原紀香をキャスティングしたくなるのもうなずいてしまう。
日本語吹替えでは歌うわけでもないので、そう違和感はなかった。
しかし、映画の前半、半分近くの時間を経てやっとフィオナ姫が登場するとは知らなかった。
フィオナ姫にはもっと活躍して欲しく、少々物足りない印象だが、
全体で90分程度にまとめているので、あんなものなのだろう。
なんやかや言っても英語で楽しめれば、その方が絶対に面白いと思う。
「マッフィン・マン」の歌が出て来るが、これは、知っていてこその面白さだ。
日本語に置き換えるのはなかなか難しい。
そして、全編にちりばめられたヒット・チューン。
そのヒット・チューンを知っていればさらに楽しい。
(年齢がばれるかも。…知っているといっても、その歌がヒットした時を知っているわけでは、
必ずしも、ない。
DVDでおいしいのはメイキングなどの特典映像。
造り物らしさを残すために、わざと CGの精度を落したというのには驚き。
最近の CGアニメの向上には驚かされる。
もちろんそれだけ手間暇かかっているわけで、CG使ったからといって、製作が
楽になるわけではないと思うが、今後どうなっていくのだろうか。
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