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500円DVDで観た。 サービス過剰なDVDメニューでなくいきなり本編再生から始まるのは、逆に嬉しいかも。 しかし、映像がいまいち綺麗でない。 古い作品でも修復されて美しく蘇った映像に慣れた目には、やっぱり安モノか…という印象だ。 安くない方のDVDの映像はこれより綺麗なのだろうか?

肝心の映画の方だが、オードリー・ヘップバーンとケイリー・グラントの共演。 1960年代らしいロマンチック・サスペンス・ミステリー・コメディ。 誰が敵か味方か、誰が良い人か悪い人か、二転三転する展開に、意外な25万ドルの隠し場所。 今となっては、珍しくない。 おまけに、悪人はいかにも悪人らしい風貌で、善人はいかにも善人なキャスティング。 サスペンスといってもそれほどスリリングではない。 ここでも超人的な活躍をするケイリー・グラント。 いったいあなた誰?という感じなのだが、細かい点でのリアリズムは追求してはいけないのだろう。 お気楽なエンターテイメント作品として楽しむのが正解。 妙に安っぽいはめ込み映像もあるが、1960年代の作品だったらこんなものか…。

音楽はヘンリー・マンシーニ。 やっぱりこの人は上手い。音楽がお洒落。 この他にも数々の映画音楽があり、ジョン・ウィリアムスの前にはヘンリー・マンシーニがいた、というところだろうか。

切手に隠すというアイデア、アニメ「ルパン三世」などでパクられている。 だから、かなり早い段階で手紙が怪しい→切手か?とわかってしまうのはちょっと損をしているのかもしれない。 しかし、高価なのはともかく、そんなレアな切手を入手するだけで一苦労のように思うのだがどうだろう。

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