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といったことが書かれているが(62ページ)、これは必ずしも正しくない。 1980年代には既に一話完結スタイルが崩れ出している。 謎や未解決の問題を残し衝撃的な最後でシーズンを終る、というのは既に「ダラス」でやっている。 そして、シーズン最後だけでなく一話ごと次回に期待を持たせるような終り方をするのが常となっていき、他のドラマにも影響を与える。 後半の「ダラス」は必ずしも成功している、というほどの視聴率ではなかったようだが…。 「24」が新しい試みを片っ端から成功させたわけではないのだ。
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FOX CHANNELで放映が開始されたドラマ、はまってしまいそうだ。 すでにレンタルビデオやDVDでブレイクしていたらしいのだが、人が飛びつくものにはついそっぽを向きたくなる。 が、気になったのが、少し前から駅構内などに貼られていた大きなポスター。 正確には、そのポスターを見てすぐにそれがドラマ「24」の宣伝だとわかったわけではない。 最初は映画か何かかな?と思った。 中央に大きく出ているのは、映画「三銃士」を観て以来、密かに注目していたキーファー・サザーランド。 二世俳優というのは難しいのか、残念ながら、映画スターとしてはいまいち、というと言っても差し支えないだろう。 そんな彼が主役で大成功を収めたのがTVドラマ「24」だった。 最近のアメリカでは、TVスターは映画スターより低く見られるよう傾向がなきにしもあらずなので、TVスターとしての成功を喜んでいいのかどうかは微妙なところだ。 が、このドラマは実に緻密に丁寧に作られていると思う。 下手な映画よりよっぽど良質だ。 24時間の物語を24時間のドラマにする、これは、映画ではなく、TVドラマシリーズという形態をとらざるを得ない。 1時間×24本(週)というと約半年分。 アメリカのドラマの1シーズンにちょうどよい分量だ。 ドラマがリアルタイムで進行する、といっても実際の放映にはCMが入る。 1回1時間といっても正味45分くらいだ。 FOX CHANNEL の放映では、最初の1話はCMカットなしで放映された。 第2話はCMカットがあったのだが、CMを入れる方がむしろいい感じである。 リアルタイムで話が進行するので、第一話からどんどん人物が登場する。 会話のはしばしから彼らの背景を理解していかないと物語に乗り遅れてしまう。 そういう意味では片手間に見るテレビではない。 が、スリリングな展開に引き込まれると目が離せない。 ドキドキしつつ、あれこれ予想しながら、1週に1話ずつ見ていくのはなかなかいいペースだと思う。 あるいは、24時間かけて一気に見たら、それはそれで面白いだろう。 (それこそCM休憩がないと大変だが) |
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