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題名から想像して、座談会系のお手軽ファンブックかと思ったが、なかなかディープな内容のマニアック本だった。
既にシーズン1シーズン2を見た人の為の内容がほとんどだが、まだ見ぬ『24』中毒者に捧ぐ「基本的味方論」なんて項目もある。
しかも、なぜか中程にある。
そんな感じで章立てというか構成はやや不親切。
遠慮なくネタばれ内容も書かれているので、まだ全部見ていない人は要注意。


その他「24」というドラマを持ち上げる為、やや誇大な表現もある。


  • アメリカのテレビドラマは一話完結スタイルが主流
  • 続きモノドラマは成功しない
  • その定説を崩したドラマ

といったことが書かれているが(62ページ)、これは必ずしも正しくない。
1980年代には既に一話完結スタイルが崩れ出している。
謎や未解決の問題を残し衝撃的な最後でシーズンを終る、というのは既に「ダラス」でやっている。
そして、シーズン最後だけでなく一話ごと次回に期待を持たせるような終り方をするのが常となっていき、他のドラマにも影響を与える。
後半の「ダラス」は必ずしも成功している、というほどの視聴率ではなかったようだが…。
「24」が新しい試みを片っ端から成功させたわけではないのだ。


ドキュメントを撮るような手法で、ハンドカメラで人物の動きを追って行くようなカメラワークにしても「ER」で既に似たようなことをやっている。
話はそれるが「ER」を観ている時、急に話が数分先にとんだりするとアレアレ?と思ってしまう(苦笑)。
患者が運び込まれて救急治療を施す様子は結構リアルタイムに追っているのだが、あるポイントで急に何分か省略されて物語が進行していることがあるのだ。
ま、それがむしろ普通だが、それに違和感を感じるとは、「24」中毒が進んでいるらしい…。

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