去年、型落ちの高級デジカメを安く買ったのだが、活躍させる出番がほとんどなく宝の持ち腐れと化していた。
活躍させる場がないのになぜ買ったのか?というのはこの際忘れる(笑)。
操作のボタン、スイッチ類が多かったり、専用の充電池だったり、今使いたい、という時にすぐに使える状態ではなかったりすることが原因である。
専用充電池の問題はともかくとして、使わなければ覚えないし、覚えないから使わないは悪循環だ。
しかし出番がやってきた。
普段使いのデジカメを半分壊してしまったので、ボチボチと登場する機会は増えつつあったのだが、本格的デビューだ。
準備はぬかりなく。
あらかじめ、高速書き込みのCFを買う。
このデジカメを買った時は、果たしてどれだけ出番があるかわからないので、SDカードのアダプターでお茶をにごした。
しかし、それから月日は流れメモリー・カードは安くなっていた。ラッキー。
充電池も充電しておく。
…のはいいが、朝取り出すのを忘れた。
仕方なく、家まで取りに戻る羽目になった。
どーも今週は、ネジが足りなくていけない…。
さて、使用感は…。
デジカメってこんなに熱くなるなんて知らなかった(爆)。
電源を入れっぱなしにしているとどんどん熱くなる。
比較的起動が早い機種なので、小まめに電源をOFFにすることにした。
アンチシェイク機能には感動。
超スロー・シャッターなのに、絵が止まっている。
凄い。
しかし、シャッターを押してから実際にシャッターが切れるまでのタイムラグはかなりの違和感。
これでは、良い瞬間なんて狙いようもない。
条件的にスロー・シャッターのせいもあるかもしれないが、高級デジカメでもこの程度のラグが出るとは悩ましい。
やはり一眼レフ級でないとダメなのか?
しかし一眼レフだと、いくらデジカメとはいえミラーがターンするシャッター音から逃れられない。
写真を撮っている、という感じがするあのシャッター音は大好きだが、シチュエーションによってはシャッター音を消すべき時もある。
そもそもデジカメで本当に一眼レフである必要があるのか?という疑問もあるのだが、現時点では、シャッターのタイムラグを気にせず撮れるデジカメは一眼レフになってしまうのだろう。
つまり、デジカメの世界では思ったとおりの良い写真を撮るには一眼レフ=高いカメラが必須ということになってしまう。
バカバカしい話だ。
良い写真を撮るための最低限の条件というものはあると思う。
暗いなど、撮影条件が厳しければ「写るんです」のようなカメラでは限界があるが、だからと言って高価なカメラが必要かというとそういうわけではない。
私が愛用している入門機の一眼レフで充分なシチュエーションはいくらでもあるのだ。