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ライヴ写真を精力的に撮り続けて早一年…。
以前もライヴの写真は撮っていたが、暗いズームレンズしか持っていないためロクな写真が撮れなかった。
屋外ライヴはズームでもOKなのだが、そうそう撮る機会に恵まれるとは限らない。
そんなこんなでぜんぜん腕の方が進歩しなかった。
しかし、去年はデジカメを入手したおかげで、まず適正露出の計算をすることができた。
フィルムカメラでも高いカメラには絞りやシャッタースピードを記録する機能がついているが、私が使うような入門機ではそうはいかない。
しかし、入門機とはいえ、代替わりを重ねて現在使っているMYカメラ“君”はなかなか優秀なのだ。
早いオートフォーカスと優秀なオート露出、あとはそれをどう使いこなすかだ。


今日もライヴの写真を撮ってきた。
写真を撮ることにうるさく言わないライヴハウスなので、まぁ、フラッシュの凄かったこと…。
マイクに向かって歌いだした途端のフラッシュの嵐には、客席にいる私ですらかなりびっくりしたのだから、ステージ上からははてさてどう見えるのだろうか…。
ちなみに私はフラッシュは炊かない。
フラッシュなんか炊いたら、私はここから撮っています、今シャッター押しました、と宣言するようなもので、そんな恥ずかしいというか緊張に加速をかけるようなことはできない。
一度、カメラの設定ミスで予期せずフラッシュを炊いて撮ってしまったことがあるのだが、その時は全身から火が出そうだった。
穴があったら入りたいくらいだったが、設定を元通りにして再び写真を撮り始めるくらいの図太い神経も持ち合わせていたようだ(笑)。


ミスでフラッシュを炊いて撮ってしまった写真を見て、やっぱり、フラッシュは炊くものではない、と痛感した。
ステージの雰囲気も何もかも台無し。
人物はのっぺりと凹凸がなくなってしまう。
自分より前に他のお客さんがいれば、そのお客さんの頭がくっきりはっきり写ってしまい、邪魔にしか見えない。
フラッシュを炊かなければ、お客さんの頭もその場の雰囲気として写しこめる。
シルエットとしてうまく写しこめれば客席の盛り上がりぶりを表す雰囲気のある写真に仕上がることもある。


それより何より、フラッシュを炊いたらステージの演出(ライティングなど)が台無しだ。
フラッシュを炊いている本人以外は気が散るだけである。
さらにフラッシュを炊いてのっぺりと写った写真、撮られている方もそんな写真はイヤなのではないかと思う。
ステージに立つ人、すべてに聞いたわけではないが、のっぺりと写るからイヤだとか、フラッシュを炊かない写真の方が好ましい、といった話は実際に聞いた。
明るいステージ上にいるとフラッシュに気付かないこともあるようだが、逆にフラッシュで目がくらんでしまう、ということもあるようだ。
フラッシュを炊かないとどうしても撮れないならともかく、炊かずに撮る方法があるのならば、炊かないで撮ればいいじゃないか…ごもっとも。
はい、だから私は“炊きません”


…というわけで、素人写真ながらたまにお褒めの言葉を頂戴する写真もあるのだが、なかなか褒めて下さらない方もいらっしゃる。
褒められるためではなく自分の楽しみで撮っているのだから、自分が気に入ればそれでOKと言えばOKなのだが…。
が、それでももう撮るのを止めちゃおうか、という気持ちと、何が何でも気に入ってもらえる写真が撮れるまで頑張ってみよう、という気持ちと半々なのである。
もちろん、写真を撮らせていただいていることには感謝。


プロの写真というのはまた違うのだろうが、自分の楽しみで撮っている素人写真なのだから、自分がまずその場を楽しむことが大切。
写真というのは正直で、撮る者の気持ちを写すのだ。
シャッターを切る=楽しい瞬間を切り取る、だと思っている。
「楽しい」だけでなく「感動」だったり「感激」だったりその感じた気持ちの部分は場面場面で変わってくる。
瞬間を切り取るには、シャッターのタイムラグのあるデジカメでは難しい。
写真撮影に夢中になってライヴを楽しむのがおろそかになってしまっては本末転倒。
楽しい瞬間はとてもではないけど切り取れない。

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