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東京ドームでのコンサートは嫌い、と思いつつ、またも足を運んで来た。 ドームだから売り切れることは無いだろう、とタカをくくっていたら、即日完売だったらしい。 入手したのは追加公演の方。 これもグズグズしていたので入手できたのは一階席。 でも悪くない席だった。 いつも会場についてからオペラグラスを忘れたことを思い出す。 別にいいと思ってレンタルもしなかった。 オペラグラスか双眼鏡でもあればステージの様子もスクリーンを通さずによく見えたのではないかと思う。 一曲目 Message in a Bottle ... スクリーンにアップは映し出されない。 でもスティングが黒のノースリーブを着ていたのくらいは肉眼で判別できた。

2曲目からアップがスクリーンに映し出される。 いきなりシンクロニシティII…つまり後期ナンバーですか?

ろくに予備知識も仕入れず行った。 彼らの活動時期のリアルタイム、特にファンというわけではなかった。 しかしその後、CDの時代になって彼らのアルバムを6枚全部揃えた。 シングルカットされた曲はフツーに知っていた。

The Police は3ピースバンドなのだが、後期のアルバムはシンセも多用している。 そうでなくても今時の再結成アーチストのコンサートは、当然サポートミュージシャンを入れるのだと勝手に思っていた。 ところが彼らは違った。 ステージの上には3人しかいない。 スクリーンでアップを見ていると、微妙に音と映像がずれている感じ。 ドームだからそうなんだろうが、覆面ミュージシャンが見えない所で演奏してます、と言われても納得できてしまうが、そんなことはないだろう。 音を出しているのはステージの上の3人。 シンセを使っていた曲はアレンジを変えて演っている。 凄い。

一人一人が特別テクニックのあるプレイヤーかとどうかというと、よくわからない。 しかしこの3人が一緒に演奏した時に出てくるこのサウンドにはオーラがある。 スターが出している音だ。 なんで3人でここまで演ってしまうんだ。 凄い。

アレンジを変えているので、イントロだけではすぐにその曲とわからないのもあった。 しかし、エッセンスは間違いなく同じ曲。 この表現力は何だろう? 凄い。

シングルヒットしたお馴染みの曲が続く。 そこのあるのは間違いなく The Police の音。 感動。 ...でドゥドゥデダダダのイントロが…。 一瞬凍り付く(一人で)。 まさか日本語で歌わないだろうなぁ。 日本だからってそういうサービスはしなくていいから。 お願いだから日本語で歌わないで…と半ば祈るような気持ち。 日本語じゃなくて、あー良かった(笑)。

ステージの上には3にだけ。 コーラス部隊もいない。 ドラムのスチュアート・コープランドもギターのアンディ・サマーズもコーラスを一所懸命入れるわけではない。 プレイヤーに徹している感じ。 なので、曲によってはスティングがコーラス・パートも歌ってたりして…。 そういうのもアリ。 いいんじゃないですか Every Breath You Take は最後の方、コーラス・パートがきちんと聴こえてきた方がよっぽど良い感じだし。

アンディ・サマーズってもう64歳?65歳? ギタリストっていつまでたってもギタリストなんだなぁ...。 あー、再結成公演はもう二度とないだろうなぁ。 行けて良かった...。 3ピースバンドに拍手!

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