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MoviePlusで放映していたのに気付いて、急に、観てみる気にになった。 実は、公開当時(1984年)、映画館まで足を運んで観ているのだが、見事なほどに内容を覚えていなかった。 それもそのはず、きっと映画館で観たら寝てしまいそうな内容(笑)。 とはいったら、マニアックなファンやコアなファンに怒られるかもしれない。 ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ジョージ・マーティンが出演しているのだから。

1984年といえば、MTV全盛期。 4〜5分のミュージック・クリップに起承転結なストーリーを詰め込んで、内容的にも映像的にもグレードの高いものが量産されていた頃だ。 この映画は、その4〜5分に凝縮できるような内容を、ダラダラと引き延ばしてしまったようなもの。 ポール・マッカートニーのミュージック・クリップ集だと思えばそれはそれで納得できるのかもしれないが、だとすると、一つ一つのクリップはむしろ物足りない。 ストーリーもたいしたことないしBGVにしておくのが丁度良い。 英国情緒たっぷりな映像は、ハリウッド作品とは違った趣があるし、 19世紀(?)をイメージしたコスチューム・プレイも妙にはまっている。 リンゴ・スターはすっかりコメディ役者しているが、それはそれで面白い。 そして、やはりポールの作る曲は素晴らしい。

もうちょっとテンポよく見せてくれれば映画でも良かったのかもしれないが…。

しかし、相変わらず邦題ってヤツは…(苦笑)

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先日「Beatlesの魅力の原点はライブ」と書いたが、後期の魅力にもはまりつつある。 なぜかというと、理由はやはりビートルズのコピーバンドのライブ。

Beatlesのコピーバンドがライブで後期の曲をレコードそっくりに演奏するのは前にも聞いたことがある。 できるだけ、レコードに忠実にコピーするのが、Beatlesのコピー・バンドの使命だ。 カバーではなくコピー。多重録音を駆使できるレコードとライブでは、同じ曲でも、違うのが当たり前なのだから、 むしろライブなのにレコードを再現する演奏を披露しているのに、感動・感激というよりは、 感心・びっくりしてしまった。 決して悪い意味にとって欲しくないのだが、「よくやるなぁ…」と。

ところが先日は、すっかり感動・感激してしまった(ちなみに以前後期の曲を聞いたバンドとは別のバンド)。 その曲目は「Golden Slumbers 〜 Carry That Weight 〜 The End」の俗に言うAbbey Roadメドレー。 ライブの音に釘付けになってしまった。 感動を再現すべく、翌日から iPod でヘビー・ローテーション。 今までなぜこの良さにきづかなかったのだろう、と後悔した。 その理由は簡単、Beatlesのレコード(CD)なんてずっと持っていなかったから、このメドレーを通して聴くことなどなかったからだ。 iPod に入れるために CD を買ったのはつい最近だが、買ってきてすぐエンコードして iTunes、iPod に登録してしまったら、尚更。 シャッフル機能で聴く事がほとんどだから、せっかくのメドレーも切り刻んでバラバラに聴いていたのだ。 バラバラに聴いていたのではこの良さはわからない。 しょうがないので、このメドレーをトラック統合して入れなおした。

そして、改めて、というか、ほとんど初めて「Abbey Road」というレコードを通して聴いてみた。 これは通して聴かないと良さが伝わってこないアルバムだということを実感した。 そして「Abbey Road」をヘビー・ローテーションで聴いている。

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最近のマイブームはビートルズ。 なぜ急にビートルズかというと、ビートルズのコピーバンドのライブになんぞ行ってきたからだ。 ビートルズというのは不思議なアーティストで、ビートルズ専門のライブハウス(出演するのはコピーバンド)というのが存在して、それが成り立ってしまう。 ラジオでもビートルズの専門チャンネルがあったりする。 良く言えば、みんなの合言葉的存在、悪く言えば、手垢にまみれているとも言える…。

私は自分の好きなアーティストのコピーやカバーにはどちらかというと拒否反応を示すタイプなのだが(オリジナルが一番)、ビートルズほどポピュラーになってしまうと、コピーやカバーを聴いてもぜんぜんOK。 いや、ビートルズのコピーやカバーを聴いていちいち拒否反応を示していたら世の中やっていられないからかもしれない。 もしかしたら、ビートルズを嫌いなわけではないけれど、特別好きなアーティストではないのかもしれない。

ビートルズのコピーバンドのライブは初めてではなかったのだが、今回のライブは初期からせいぜい中期(つまりビートルズがライブバンドだった頃)の曲目が大半。 以前行ったライブでは、ビートルズがスタジオで多重録音を駆使して作り上げたような曲目もコピーバンドがライブで演奏してしまうのにびっくりするやら感動するやらだった、今回はライブバンドとしてのビートルズの魅力をたっぷり味わうことができた。

ビートルズだってオリジナルばかりを演奏しているわけではない。 もともとコピーバンドとして人気があって、それをレコードデビューするにあたって、オリジナル曲を作るようになったグループだ。 デビュー・アルバム「Please Please Me」は、バンドの活躍の場だったキャヴァン・クラブでライブ録音したかったところを諸事情で断念、スタジオライブ形式で録音したという。 中期以降のビートルズは多重録音を駆使してレコードを制作する一方、ライブ活動を中止しているが、魅力の原点はライブだということを改めて認識した。 (どこに魅力を感じるかは人それぞれだと思うが)

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12月8日というと、世間(日本)の最大公約数的には「真珠湾攻撃」の日、なのかもしれないが、私が思い起こすのは、John Lennon の命日だということ。 John Lennon が撃たれたのは23年前、ニューヨーク時間で8日の夜遅く。 日本にその悲報が入ってきたのは、…というか私がそのニュースを知ったのは日本時間では9日の夜。 そういう意味では8日というより9日という方が実はしっくりくる。 (しっくりくる、とかそういう話ではないが)

その日、NHKの夜7時のニュースのヘッドラインで、「ビートルズ」「ジョン・レノン」という言葉が流れたことにたいそう驚いた。 今でこそ、NHKのニュース系情報番組で、「ビートルズの新譜が近々発売されます」なんて情報が得られるが、23年前はエンターテイメント界の出来事がNHKのニュースで取り上げられるなんて、ちょっと考えられなかった。だから驚いたのである。 しかも、銃で撃たれて亡くなった…云々。 つい最近新譜をリリースしたという話がなかったっけ? たちの悪い冗談…まさかNHKのニュースで…聞き間違い? にわかには信じられない思いでニュースを見続けていると、それは冗談でもなんでもなかった。 ニュースはたんたんと事実を伝える。 何事もなかったようにニュースは終わり、後続の番組の「連想ゲーム」が始まった。 (そう、水曜日だったんですね)

その日からラジオはその時 John Lennon の新曲であった「Starting Over」一色になった。 こんなときテレビはすぐに対応できるとは限らない。 しばらくするとレッツゴー・ヤングのような若者向け音楽番組で出演者がビートルズのカバーを歌う、といったような企画があったように記憶している。 ここで、ビートルズのカバーというのがなかなか曲者で、John Lennon を偲んでビートルズを歌う、といってもそこで歌われる曲は Yesterday やら Let It Be やら Hey Judo だったということ。 これらの曲は、クレジットこそ Lennon/McCartney で二人の共作ということになっているが、実際には、 本当に共作のもの、John Lennon 一人でほとんど書いたもの、Paul McCartney 一人でほとんど書いたものがある。 Yesterday も Let It Be も Hey Judo も、実質的に Paul 作ということは、良く知られている。

命日のたびにうるさいほどに流れていた John Lennon の曲もここ最近はめっきり数をひそめたように思う。 とはいえ、ラジオから流れてくるかどうかはともかく、 毎年この時期に John Lennon を聴くのは、私にとってお約束みたいなものになっている。 特別、Beatles のファンだとか、John Lennon のファンだとかそういうわけではないのだが、なんとなく…。 今年は、iPod で、そして John Lennon の曲ばかり集めたプレイリストを作ってみた。

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