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必要な技術が可能になるまで映画化できなかった…という作品でしたっけ? ストーリーは、ダースベイダーが若い頃の話だ。 つまり、初スター・ウォーズ作品「A New Hope」より前の時代の話になるのだが、帝国軍に支配される前の方が文化的には華やかで進歩的だったということで、よりメカニックなアイテムなどがたくさん登場する為だとか。 そんなわけで、技術的には最新のものをフル活用している上に、女王様の衣装もとても豪華で華やかだ。 (レイア姫はオオクニヌシノミコトもどきでしたからねぇ…。) 殺陣の動きや剣さばきは、今回、専門のイントラクターが指導したようで、ぐっと鮮やかになった。 見かけは派手なのだが、さばくのだけで精いっぱいだったのだろうか、演じる人の気迫みたいなものが感じられない。 緊迫感はあるのだが血が通っていないとでも言うのだろうか…。 「ジェダイの復讐」でのルークとダース・ベイダーの戦いは、剣さばきこそぎごちなかったかもしれないが、思わず息をのんでしまうような気迫があった…。 見た目の派手さに対してストーリーが、今一つ負けている。 面白いことは面白いのだが、例えば、この Episode I で最大級の敵であるダース・モールとクワイ・ガン・ジンは戦って二人ともあっけない最期をとげる。 二人とも戦いを盛り上がるために、とってつけられたキャラでしかなかったように思う。 クワイ・ガン・ジンはともかくとして、ダース・モールに関してはさんざん強敵であるように煽っておいてあの最期だ。 何か物足りないものを感じる。 ジェダイは師弟二人で行動する、というのも、今回とってつけられたような話だ。 実際そうなんだと思うが…。 (Episode IIでは師弟の二人が別れて任務に着くよう命令されるというのもおかしな話だ。) さらには、クワイ・ガン・ジンというキャラを創ってしまったがために、若き日のオビ・ワンがアレックス・ギネス演じる老人ベン・ケノビにつながらないように感じる。 CGを駆使した新しいモンスターキャラにしても、うるさいだけ、との見方もある。 手間はかかるのだろうが、CGを駆使してモンスターキャラが動くのは今となっては当たり前で、それだけでは目を奪われない。 しかし、それなりに冒険活劇として楽しめてしまうのは良い。 ストーリーも表面的には入り組んでいるが、ストーリーを理解しなくとも活劇としては成り立っている。 (ストーリーが入り組んでいるのは旧三部作でもそうだった。) 実は、ストーリーの全容が見えてきたのは、エピソードIIの公開に合わせて、TV放映されたのを改めて見てからだ(苦笑)。 思うに、Episode I での最大のポイントは後のダース・ベイダーになるアナキンが見出されること。 元々想定されているストーリーの要はそれだけあれば充分、かつ、それしかなかったように思う。 物語の中でいきなり10年流して、成長したアナキンまで含めて描く、ということも不可能ではない。 が、キャスティングは大変だし、既作3作品(旧三部作)でも1つの映画の中で時間をいっきに進めるようなことはしていない。 というわけで、肉をつけたして、ストーリーを作ったのではないだろうか(思いっきり勝手な邪推)。 ストーリーをしっかりとして技術に負けないだけのドラマ性を備えて欲しいものだ。 早く続きを見せてね、というのが正直な感想だ。 PR |
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