新しいカメラを入手して浮かれているのに加え、ライヴが楽し過ぎたのでさらに浮かれたままその余韻を引きずっている。
ライヴで聴いた一曲一曲について語りたいところだが、ここは The Knack の「My Sharona」をピックアップ。
一発屋の称号を授けられてしまっている The Knack だが「My Sharona」だけかというとそうではないと思う。
デビュー・アルバムの Get The Knack は「My Sharona」も含めシンプルなロックが満載。
どれもなかなか甲乙付けがたい出来ではないだろうか。
…という私もこのデビュー・アルバムしか知らないのだが、一発屋と言ってしまうにはもったいないような気がする。
しかし、なぜ“ビートルズの再来”というキャッチコピーでデビューしたのだろうか。
あの当時の音楽シーンでは、これだけシンプルな構成のストレートなロックはちょっと珍しかったかもしれない。
が、今聴くとどこがどう“ビートルズの再来”なのか意味不明。
アルバム・ジャケットとタイトルは「Meet The Beatles」をパクっているのだそうだが、言われてみればそうかもしれない、という程度。
このキャッチコピー故、一発屋につながってしまったのではと思わなくもない。
デビュー当時、日本に来日したこともあって「My Sharona」だけはかなり認知の浸透率が高い。
「明星」とか「平凡」のような雑誌にも The Knack の記事が出ていたように記憶している。
そして、ウォークマン(初代だ!)を買って喜んでいた、という内容が妙に印象に残っている。
(もし記憶違いだったら大笑い。)
そんなことはどうでもいい。
彼らの音楽は「My Sharona」だけでなくもうちょっと評価されてもいいかな、と思う。
でもやっぱり「My Sharona」はいい。
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