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ファンサイトなるものをオープンしていると、ぶちあたるのが、著作権の壁だ。 著作権法というのは、著作者の権利や利益を守るためにあるのだが、法律というのは融通がきかないものである。 ところが、何が著作者にとって利益になるか、というのは、ケースバイケースで、法律で縛ることは、実は難しい問題であるように思う。

著作権は英語で言うと、copyright つまり直訳すればコピーする権利である。 ようするに、著作物をコピーしてそれを売れば著作者の利益になるので、コピーする権利を法的に保護しようというのが、西洋的発想である。

でも、売って利益を得るだけが著作者の権利とは限らない。 只でばらまいても、只で配ることにより多くの人の目にふれ、認められることにつながれば(よーするに人気が出れば)、それも著作者にとってメリットがあると言える。

著作権というのは、著作者自身が管理しているとは限らなくて、音楽だったら、JASRAC に委託している場合がほとんどだし、マンガも含め本ならば出版者が預かっているケースが多いと思う。 ここで、本来の著作者(多くの場合個人)の利益と、実際に著作権を預かっている出版社など(会社だったり団体)の利益は微妙に違うのだ。

言いたいこと、思っていることは、まだまだこれでは書ききれないのだが、著作者の権利を侵害するつもりはないし、尊重したいと考えている。 ところが、法律を完璧に守ること、著作権を預かる出版社の言い分を受け入れること、に関してはなかなか無条件に首をたてにふりにくいものがある。 著作権法を守れば、著作者の権利を尊重することにつながるか、というと、そうはいえないと思うからだ。 まぁ、法を守っていれば侵害することはないだろうが…。 ここがジレンマ。

それに、著作権法って結構グレーな部分が多い法律だ。 それは逃げ道を残してくれている、と好意的に考えることにしよう。

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