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CS放映で映画「秘密」を観た。 広末主演作品としてのみ、レッテルを貼られてしまうのだとしたら、それはもったいないと思う。 私が予想した以上に広末涼子は好演していたと思うが(二十歳前後の者が演じるのだったら誰がやってもかなり難しい役だ)、むしろ、母親役に岸本加世子を配したのが上手い。 ただ映画としては、直子が永遠に別れを告げる最後のデートのシーンで終わったほうが、美しくまとまったのではないかと思う。 実際、あそこで映画が終わるのかと思ってしまったし。 それでは物語(原作)の半分しか伝えていないという意見もあるだろうが、 過去に物語(原作)の半分しか映像化していない映画作品はある。 「嵐が丘」「Neverending Story」... また、原作と映画とラストを微妙に変えてあるようだが、文章的な表現と映像的な表現では異なるのは当然。 絵としては良かったのだが、それが物語として本当に良いのかはまた別の話。

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