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今月、ムービープラスで放映されている。
ヒストリーチャンネルの番組「バイオグラフィー」では今月は『映画になった男』の特集をしている。
「明日に向かって撃て」のモデルのブッチ・キャシディー&サンダンス・キッドも取り上げられているので合わせて観ると面白いと思う。


主演のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードは、残されているブッチ・キャシディーとサンダンス・キッドの写真と比べるとカッコ良すぎ。
ま、映画ですから。
それにしても、ポール・ニューマンは、Road to Perditionではすっかりおじいちゃんだったけど燻し銀の魅力を放っていたし、ロバート・レッドフォードにしても、すっかりしわしわだったけどSPY GAMEでカッコよさと存在感は光っていた。
二人ともホントにいい感じに歳とったと思う。
そんな二人の若い頃のカッコ良さがつまっているのが、この映画。


あまりに当時の「ニュー・シネマ」な映画の一つなので、好みは分かれるかもしれない。
私は好きだ。
古き良き時代の匂いがなんとも言えず、芳しい。
実際には「良い」時代なんかではなくて、現代の勝手なノスタルジーではあるのかもしれないが、それもエンターテイメント。
この映画が肌に合わない人は無理しなくていい。


二人は悪党なのかもしれない。
が、それはひとまず置いておいて、彼らの生き方にはすがすがしさを感じる。
しかし、古き良き時代の終焉と共に彼らの時代も終る。
最期の散り方も彼ららしかった。
(映画は現実とは異なるようだが)
かなり印象に残るエンディングで、強烈だ。


ちなみに「雨にぬれても」はこの映画の挿入歌だ。
曲名を知らなくても、映画を観たことがなくても、メロディを耳にしたことがある人は多いと思う。


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