今日、歌手の朱里エイコさんの訃報をニュースで知った。
で、思い出したのが映画「キタキツネ物語」。
朱里エイコさんは、映画で母親キツネ レイラの歌を担当していた。
(サントラではレコード会社の権利の関係で牧ミユキさんの歌に差し替えられていた。)
「キタキツネ物語」と言えば、その後の動物映画ブームのきっかけになった作品である。
そもそもドキュメンタリーとして公開する予定だったから、ヤラセはまったくない、と言いつつ、実はヤラセがあったという話も聞いたが本当かどうかは知らない。
ヤラセでキツネを罠にかけたのなら問題だし、そうでなければ、ドキュメンタリーだからといって罠にかかるキツネを見殺しにしたのか、といずれにしても厳しい意見がある。
その辺がすっきりしないのだが、敢えてそれに目をつぶれば、映画としては非常に良く出来ている。
同じストーリーをアニメか何かでやったのならば、厳しい意見はなかっただろうが、これほどの効果をあげたとも思えない。
ナレーションに語り手「大木」を配し、キツネの台詞やモノローグは歌に語らせるというのも、なかなかのアイデアだ。
その後の動物映画は、結局この「キタキツネ物語」を超えられなかったと思う。
キタキツネのぬいぐるみが北海道の定番みやげになるのもこの映画以降のことだったと思う(笑)
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