長らく映画の感想を書いていなかった。
積み上がっていたDVDの中からこれを選んだのは、吹き替え音声があったから。
(字幕を一所懸命読む気力はなかった。)
以前にも観ているのだが、オードリー・ヘップバーンでパリが舞台の映画なんてどれがどれだかこんがらがって…。
そういう意味では理屈で観てはいけない、雰囲気を楽しむ映画なのだろう。
映画というより全体が音楽クリップのようなミュージカル映画。
でも、オードリーはやっぱり歌がイマイチ。
それが可愛いといえば可愛いのかもしれない。
これはおそらく人気絶頂期に作られた映画だろうし…。
ミュージカル(歌と踊り)の部分は、カメラマンに扮するフレッド・アステアとファッション誌の女編集長役のケイ・トムスンがしっかりと脇をしめる。
オードリーの踊りはバレエになってしまっていて、でもそれをアステアがうまくリードしている。
1960年代チックのような気がしたのだが、1957年の映画だった。
序盤のピンクがこれから時代をリードするというシーンでは、「紳士は金髪がお好き」のマリリン・モンローを思い出した。
マドンナが「マテリアル・ガール」のクリップでパクったあのシーンだ。
ここからしてストーリーはあってないようなもの。
その後の展開も、ジバンシーのモデル、オードリーを存分にどうぞ、という流れだ。
(DVDでわざわざ持っているような映画ではないかも〜(苦笑)。)
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