忍者ブログ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

CATEGORY [ ] 
pagetop ∴

映画史の中で、映画が衰退されると危惧された時期が何回かある。 まず最初はテレビの普及。 家庭で映像が見られるようになれば、映画館には行かなくなるのではないかというのはごもっとも。 ビスタサイズというやや横長の画面(スクリーンサイズ)はこの時に生まれたらしい。 確かにふる〜い映画はテレビと同じスタンダードサイズばかり。 テレビで劇場公開された映画を放映するのも、最初はすったもんだあったと聞く。 数年待てばテレビで観られるかもしれない、と思えば、劇場公開時に映画館に行く人は減るのではないかと思うのはやはりごもっとも。 その後、家庭用ビデオデッキが登場し、低価格化と普及が進み、映画はビデオをレンタルして観られる時代になる。 ここで窮地に追い込まれたのが、いわゆる名画座と呼ばれる映画館。

余談になりますが、「ぴあ」を買って映画上映情報をくまなく調べ、観たい映画を探していた時期がありました。 もちろん、新聞のテレビ欄もすみからすみまで眺めて、これ、という映画を探すのも日課でした。 一度訪れたチャンスを逃すと次はまたいつ観られるかわからない、そんな時代でした。 そんな頃、何回か訪れたのが、自由が丘にある名画座。 はっきり言って、椅子座り心地をはじめ設備はロードショー館に比べるとかなり劣るものでした。 その後、リニューアルして設備を一新したらしい、という噂を耳にしましたが、 今年の2月に閉館になってしまったそうで…。

今では、ディレクターズカット版やリニューアルプリントによるリバイバル公開でもない限り、映画館で古い映画にお目にかかる機会は少なくなった。 いわゆる名画座というものは今では姿を消してしまった。 もちろん、姿を変え、形を変え、上映内容を変え、残っている所はある。

以前は、映画館でロードショーになってからテレビで観られるようになるまで、話題作になればなるほど、かなり待たされた。 …が、今では一年ほどでテレビで観られる。 WOWOWやスターチャンネルのような有料プレミアムチャンネルだったり、CS放送のPPV(ペイパービュー)だったり、タイアップがあれば地上波で観られることもある。 テレビの多チャンネル化も大きく貢献していることは言うまでもない。 セル製品(ビデオやDVD)にいたっては公開後、半年程度で発売されてしまう。 すぐに商品化されるのであれば、映画館が流行らなくなる、と危惧されたのだが、現状をみる限りその影響は皆無のようである。 流行らないどころか、シネコン型の映画館がどんどん増えている。

ところが最近のシネコンというのは、スクリーンが小さいらしい。 もちろん、そこの一押し目玉作品がかかる場所はそれなりの大きさののスクリーンを用意しているようだが、そこを外すと決して大きいとは言えないらしいのだ。 ホーム・シアターも身近になってきたというのに、なぜ小さいスクリーンの映画館にわざわざ行くのか? もちろん、ミニ・シアター系の作品もありますが、それはまた別の話。

どうせ行くなら、できるだけ大きいスクリーンの映画館に行きたい。 ハリウッド系の作品ならば特に。 ところが、映画館情報を観ても、スクリーンサイズというのはなかなか載っていないこともある。 音響については、必ずと言っていいくらい記載されているのになぜ? 音響の良し悪しも、設備がある、というだけではなかなか判断がつきにくい。 古い映画館を改装したところは、いくら最新の音響に対応していても、その効果を充分に発揮しているとは言えないからだ。 スクリーンサイズについても、つきつめていくと奥が深い。 シネスコ、ビスタ、スタンダード…、ビスタはヨーロッパサイズもある。 すべてのタイプに対応している映画館はそうは多くない。 しかし、気にする人が少ないのか、情報も少ない。

こだわりを持って映画館を選ぼうとするとなかなか苦労する。 でもわざわざ映画館に行くときは、こだわりたい。

PR
CATEGORY [ 日常雑記 ] COMMENT [ 0 ] TRACKBACK [ ]
pagetop ∴

今朝、いつものように真っ先にTVをつけたのだが、…ん?つかない? 地上波の番組はゴチャゴチャとうるさいだけのものが多くて嫌いなので、専らCS放送を視聴することが多い。 そのCSが見られない…天候不良…雨の音はしない…というと、まさか雪? と、カーテンを開けるとそこは一面真っ白け。

うっそぉ〜。
これだけ積もっていれば、CSのアンテナにも雪が積もってしまって、TVを見られるわけがない…。 こういう時は、即 NHK。 見事に雪景色の街の映像が映される。

12月に積もるほど雪が降るなんてちょっと記憶にない。 しかもまだ上旬。 12月の雪といえば、クリスマスの時期くらいになって、パラパラと軽く雪化粧するくらい降るか降らないか、というのが例年の降り方。 こんな降るなんて、予想外!

と思ったら、これくらい降るのは 199X 年以来のことだとか。 え?わりと最近のことではないか、と思い、記憶の糸を手繰り寄せてみると、 その 199X年の雪というのは、確か、仕事納めの日に夕刻から降り出した時のこと。 終業時間など無視して、早めに帰りましょう、となったことがあった。 年末だったら、雪もたくさん降る時はあるかもね…上旬はないよね…と思ったら、 198X年の12月上旬に記録的な積雪があったとか。 …こちらは思い出せない…。 最高記録は 191X年 だとかで、そんなの思い出すどころか知るわけもないはるか昔。

温暖化ということで、確実に冬が暖かくなってきているとは思うが、それでも雪が降る時は降る。 寒い寒い…。

CATEGORY [ 日常雑記 ] COMMENT [ 0 ] TRACKBACK [ ]
pagetop ∴
FRONT| HOME |

忍者ブログ [PR]