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今度はスノークが…。

広川太一郎さんがお亡くなりになったそうだ。 洋画ではロバート・レッドフォードに、ロジャー・ムーア(007)、 脇役ながら「ローマの休日」の理容師マリオの吹き替えは印象的。 アニメでは「チキチキマシン猛レース」のキザトト君、「ムーミン」のスノーク! 「宇宙戦艦ヤマト」の古代守、「ラ・セーヌの星」の黒いチューリップ、「キャプテン・フューチャー」もそうだったんだ...。 この方の声にあふれていた時代があったんだなぁ...。

話はそれるが....

広川太一郎さんが声をあてたスノークはバッハだかヘンデルみたいな髪型をしていた。 後に、原作に忠実というふれこみでアニメ化された「楽しいムーミン一家」に登場するスノークは全く違う。 原作どおりということでは後者が正しいのだろう。 ではなぜ、カルピス劇場版「ムーミン」ではあんなスノーク像になってしまったのか? 原作に、スノークを描いた挿絵がある。 その場面ではスノークはあの髪型なのだ。 たしかムーミン谷で裁判が行われるようなエピソードでの場面でスノークは裁判官役か何か。 西洋の流儀では裁判官・弁護士などが裁判でかつらを着用する。 つまりあの髪型は一時的に被ったかつら。 (バッハやヘンデルの時代は正装がかつら着用だった。) しかしスノークが挿絵で描かれているのはそれくらい。 だから最初のアニメ化では、かつらの髪型のスノークになってしまったのだろう。

かつらの髪型のスノークに広川太一郎さんの声。 これがやっぱりスノークだってば…。

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