最初は、とにかくどこかで一度行けばいいや、くらいの気持ちだったのだが、なりゆきで三連休三回分のチケットを取ってしまった。
しかし、三回行って正解だったかも。
東京国際フォーラムの2日間はほぼ同じセットリストだったけれど、追加公演の渋谷公会堂はかなり曲が入れ替えられていた。
どれもなかなか捨てがたく…、結局いろいろ聴けたので3日間行って良かった。
席も2階→1階真ん中→1階前の方とかなり違う視点で観ることができて面白かった。
2階席のテンションの低さにはちょっと…だったが。
せめてアンコールでノリのいい曲を演った時くらいオール・スタンディングしようよ、と思った。
それに引き換え1階席はテンションが高い。
オープニングが Maneater なのでまずそこでスタンディングしてしまう。
それからノリの良い曲がどんどん続くから座っている暇が無い。
中盤辺り(?)でバラードが織り交ぜられるが、みんな座らない。
とりあえず視界が遮られれば立っているって感じで、ちょっと背の高い男性が前にいたらもうしょうがない。
前回、来日した時も思ったのだが、これだけダンサブルなナンバーをヒット曲として持っているのはライブの際の強みだと思う。
加えて、今回はカバー曲中心の最新アルバムからのナンバーが満載。
誰でも知っているような曲のオンパレード。
ヒットした曲、カバーされる曲、というのはやはり良い曲なのだ。
良い曲を良いヴォーカルでたくさん聴かせてもらえれば(前にも書いたがダリル・ホールの歌声が大好きだ)自然と客席のノリもよくなる。
綺麗だし、客席もそれなりにゆったりしているが、国際フォーラムというのはコンサート会場としてはいまいち。
やっぱり、渋谷公会堂くらいのキャパで楽しみたい。
…が、久しぶりの渋谷公会堂、こんなに席狭かったっけ?というのをまず思った。
ダンサブルなナンバー連発されたら、こんなに狭くてどうするのよ、って感じ。
幸い(本当は不幸なのかもしれないが)私の席は一番壁際だったので、デッドなスペースが少しあり助かった。
このスペースのおかげで、前に立っている人の隙間をぬってステージが見えた。
この辺は改修の余地アリ。
ま、それはともかく、最後の渋谷公会堂公演は楽しかった。
ずーッとスタンディングだったのでさすがに少々疲れたが、たまにはこういうのもいいだろう。
ピックのばらまきぶりも凄かった。
雨のようにピックが降ってきていた。…といってもセンター前方席だけなんだけどね。