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35歳のお局OL端子と23歳の腰掛けOL千絵の物語。 TVドラマで見ればもっと面白く感じたかもしれない。 (1993年に日本テレビ系で、2002年にフジテレビ系でそれぞれドラマ化、放映されているようだ。)

内容はありきたりだが、章タイトルが面白かった。

  • 千絵、ディオールのブルーピンク
  • 端子、サンローランのダークオレンジ
  • 千絵、八杯目の水割り
  • 端子、フルボトルワイン
こんな感じで。

結局二人の前に現われた27歳のエリート写真の男がワルってことで物語は終着。 反目していたはずの、騙されたお局OL瑞子と遊ばれた腰掛OL千恵の二人が協力して、ワルの男、冴木をギャフンと言わせる展開は、いかにもドラマっぽい。 この展開に至るまでのストーリーと思えば、まぁ納得できる。 しかし、自由奔放な劇団員の彼氏の為にロールキャベツを作る千恵と、冴木をギャフンと言わせるために上司を色仕掛けで引き止める千恵と、なんだか結びつかない。 実際の人間ってそういうものなのかもしれないのだが、こういう物語はもうちょっとプロトタイプ的に単純にキャラを造詣してくれた方がわかりやすい。

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