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「高慢と偏見」という邦題もポピュラー。 BBCのTVドラマ版を観たのがかれこれ一年前。 今頃原作本、読んでました。 ちなみに買ったのは去年テレビを観た直後。 たまたまそのときに読んでいる別の本があったので、ペンディングしていたら、本を行方不明にさせてしまった(爆)。 探したときは見つからなくて、忘れた頃に発掘。 やっと読めた(笑)。

読んでいると、BBC版の映像、場面がすぐに思い浮かぶ。 それだけBBC版が原作に忠実に作られているかということ。 声まで聞こえてきそうだ。 (スーザン先生[ER]とジャック・バウアー[24](笑)<おぃ!) 原作は、ファッションなどのディテールがあまり描き込まれていない。 人物描写の物語なのでそれはそれで成り立つのかもしれないし、当時の様式について詳しければ詳細な描写など必要いらないかもしれない。 私が映像を思い浮かべられるのはやはりTVドラマの力。 今、原作を読んで思うことは、BBCドラマ版、よくできている。 オリジナルの味や雰囲気をまったく損なわずそのまま伝えている。

おっとりして美しい長女に利発で勝気な次女って…若草物語もそんな設定だったなぁ…と意味もなく…。 でも現実って長女ってそんなにおっとり育つもの? そこは物語の定石なのかもしれない。 まぁ、いいや、そんなこと。

気になるのは、ミスター・ダーシーからリジーに宛てた手紙から状況が一変すること。 その手紙で真実が明かされ誤解が解けるのだが、だからってあんなにすぐ変わっていくものだろうか。 そこを引っ張ると長い物語がさらに長くなってしまうので、あれくらいが、読み物(エンターテイメント)としてはちょうどいいのかもしれない。

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