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映画を見そびれ、単行本は高いし邪魔になるので買うのを見合わせ、とはいっても図書館に足を運んでまで借りることもなく、映画のテレビ放映も見そびれ…。文庫になったのでようやく読むことができた。
あっけない…というか随分地味な終り方、ある意味肩透かしだったなぁ…というのが読後の第一印象。推理小説的な種明かしを期待するべきではないのだろうが、核心が明らかになるまで随分と待たされただけに…。映画の宣伝文句もそこに集中していた。しかし謎はストーリーを継いで行くための糸口に過ぎない。むしろ短編連作のように読んでいくべきもののように感じた。複数の登場人物が次から次へと主人公となっていく。次々と出てくる名前がちっとも頭に入ってこないのには自分で自分がイヤになったが…(苦笑)。最後の最後までミステリーを期待して読むと、がっかりということになってしまうかもしれない。最初に読むときはどうしてもその謎の部分が気になってしまう。が、ミステリーな部分は読み進めるための求心力に過ぎない、と割り切るとまた別の面がみえてくるように思う。再読するときは、次々と替わる主人公に重点を置いて読んでみると面白いかもしれない。
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