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結局、見てしまった。加担してしまった(苦笑)。
我が家のテレビでフジテレビにチャンネルを合わせていたとしても、視聴率の数字には関係ないと思うが…。
しかし、視聴率を出す為のサンプル数というのはそれほど多くなくて統計学的見地からいうと母集団の傾向を類推するには不十分だったはず。
そんなことはどうでもいいとして…。


やはり、自分の芸風をしっかり持っているのがマチャアキだなぁ…と思った。
他の役者が台本どおり、演出家の指示通り動いているようしか見えないのに、マチャアキだけはしっかりと自分の持ち味を出している。
画面に登場したシーン、明らかに空気が違ったように思う。
それが“あの”西遊記ドラマの良さでもあったわけだ。


それにしても、いくらオリジナルな味付けとはいえ、天竺大雷音寺をあそこまで失墜させることはなかろう…しかも、引っ張り過ぎ、オズの魔法使いじゃないんだから…とだらけて見ていたところで、目が覚めた。
やりましたね!
Monkey Magic 使いましたね!
お釈迦様役にマチャアキを配して最後まとめる、という展開はなかなか。
なんだか軽すぎるような気もするが、ワッカを外して「痛いんだよね、これ」…やられました。
もう許しちゃう(笑)。


まぁ最後のエスプリは効いていたけど、とはいってもなんだかなんだか…ね。
マチャアキを出演させる為にストーリーひねりました、な感じの終盤の展開。
90分枠での放映だったが、60分枠でもおさまりそうな内容。
たった1クールのドラマなのだからあんなに回想シーンを盛り込むことはなかろう。
日テレ版への“リスペクト”は感じられるが、それ以上の何かが足りない。
結局テーマが“なかま”に終始しているところに、難があったような気がしてならない。
それをすんなり受け止められない私がひねくれているのかもしれないが。

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