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2年ほど前に出たDVD-BOXではノケモノになっていた「ピンク・パンサー2」を加えたDVD-BOXが発売になった。
ノケモノになっていた理由は、権利関係の問題のようだ。
つまり、ピンク・パンサー・シリーズは作品によって製作元が異なっていて、それに他の問題がからんで複雑なことになっているらしい。
それは仕方ないとしても「ピンク・パンサー2」の単品を発売しないのは意地悪。
あぁ、でも買ってしまったよ、「ピンク・パンサー2」以外すべて重複しているボックスを…(ため息)。


ピンク・パンサー・シリーズはこの「2」からナンセンス系まっしぐら。
ヘンリー・マンシーニのテーマが流れるオープニング・アニメではパクリまくり。
ピンク・パンサーがミッキーマウスをパクっているのは、大丈夫だったのだろうか!?


ストーリー的には第一作の「ピンクの豹」からつながる。
が、チャールズ・リットン卿夫妻は役者が変わってしまっている。
なんだかちょっと違和感。
しかし、そこは深く考えずに笑い飛ばす映画だろう。


アニメ「ルパン三世」(通称“赤ルパン”)を実写で見ているような雰囲気。
いや「ルパン三世」の方がこのピンク・パンサー・シリーズをパクっているのだ。
ピンク・パンサーを盗む手口はルパン三世。
クルーゾー警部はおちゃらけキャラになってからの銭形につながる。


クルーゾー警部の使用人のケイトーも登場する。
当時の欧米人から見たアジアが、日本人の目から見るとかなり違和感。
そんな時代もあったなぁ…。
そして主役のクルーゾー警部以上に活躍するのが実はドレフュス主任。
今後のシリーズはさらにナンセンスな方向に突っ走る。
何も考えずにおなかの底から笑おう。

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