ピンポイント天気予報に「降水量」という項目がある。
これが0だとまったく降らない、と思ってしまうのだが違う。
夕立のようにザーッと降りすぐに止んでしまう雨は、意外に降水量がなくて数字としては0になってしまうことがあるらしい。
…とわかってはいても、0だと降らない、と勝手に解釈したくなるくらい傘を荷物として持って行きたくない時がある。
見事にはまった。
目的地の最寄り駅に着いたら、かなり雨が降っている。
待ち合わせていた友人に「傘、入れて」と頼もうかと一瞬思ったのだが、そんなナマぬるい降り方ではなかった。
傘なんて100円ショップで買えるのに…と思いつつ、駅のコンビニで“高い”ビニール傘を買う。
こうして傘が増えていくのだ。
悔しい。
帰る頃にはすっかり止んでいた。
さらに悔しい。
しかし、このどしゃぶりの予兆に気付けば良かったのだ。
夕方、空調の効いた職場のビルから外に出た時に、異様な蒸し暑さを感じた。
その湿度の高い感じに、一気に夏バテ気分。
早くも冷房病のようなだるさを感じた。
乗り物に乗れば涼しいし、外に出れば蒸し蒸しする。
こんなのはまだ序の口だが、それでも辛かった。
それくらい外が蒸していることは、当然、雨が降る、と予測すべきだったのだ。
雨が降って幸いだったのは気温が下がって少し楽になったこと。
辛い季節が始まる…。
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