時はかなり遡る。
パソコンとMIDIキーボードをつなごう!という野望(そんな大げさな…)はかなり昔に既に抱いていた。
というのも初めてのパソコン(親に買ってもらったものだが)には、なんと!MIDI端子がついていたのだ。
(これでだいたい何時頃のことかバレるかもしれない。)
しかも、そのパソコンには、当時一世を風靡したあの名器DX-7と同じFM音源が搭載されていた。
そのわりにはチャチな音しか出なかったのは内蔵スピーカーのせいか?
さて、話をMIDI端子に戻そう。
やはりこのMIDI端子をなんとか使いたいと思うのは普通の成り行き。
やがて、私はMIDI端子付きのキーボード(シンセ)を手に入れる。
衝動買いにしては高い買い物だった…。
後は、MIDIケーブルを入手して繋げばいいのだが…。
…だが、パソコンというのはプログラムがなければただの箱。
MIDIケーブルで繋いだところでプログラムがなければどうすることもできない。
そこで行き詰まってしまったのだ。
さすがにプログラムを自作するスキルまでなかった。…というか少なくともそう思った。
勉強すれば良かったのかもしれないが、それにどっぷり浸かる気はなかった。
簡単で単純なものだったら自作できたかもしれない。
だが、それでいったいどれだけのことができる?
こうして、パソコンとMIDI機器を繋ぐ、という野望は実現しないまま時は過ぎた。
時代は変わる。
パソコンにMIDI端子などないが、MIDI⇔USBでパソコンとMIDI機器が繋がる時代になった。
ソフトウェアは買ってくればいい。
感無量…。
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