クリーニング事故にあった。
クリーニング取りに行かなきゃ…でも外は風がビュンビュン吹いていて寒そうだし…と、クリーニングの受け取りを先延ばしにしていることが心にひっかかっていたある日。
電話がかかってきた。
そのクリーニング屋から。
「あー、すみません。取りに行きます!」
…と思ったら受け取りの催促の電話ではなかった。
クリーニングに出したものが一着行方不明になってしまったという。
どれだろう、と少々不安になる。
行方不明になってしまったのは、どちらかいうと流行りもの感覚で着ていたもの。
いつ頃いくらくらいで購入したものか訊かれた。
確か数年前、買ったお店は覚えているが、セールで超格安の時に買ったものかどうかまでよく覚えていない。
即答を求められた。
だいたいでいいいと言う。
なので、そのお店の価格帯から考えた値段を返答。
超格安セールの処分価格で買っていたら大嘘だな、と思ったが、たぶん違うはず、ということで。
そうしたら、向こうの方で少々切り上げた価格で、いくらいくらということにしておきますね、と言う。
そちらがそう言うのならばこちらに異存はない。
行方不明で見つからなかった時は、保険で金銭をいただけるらしい。
こういう時はいくらくらい貰えるのかなぁ、と思って、ネットで調べてみた。
数年前に購入したものなので、それに応じて、減価償却というか実際に買った額より減額されるらしい。
そりゃそーだ。
気持ち、返金されるというくらいになりそう。
数年前のものだから、減額されてもいくらかになるが、かなり古いものだと絶望的。
でも古いものだからこそ、大事にクリーニングして着用していることもある。
むしろ古いものの方が大事だったりして。
例えば私のワードローブには手作り品で決して市販では買えないものがある。
そういうものの方が買ったものより大事だ。
しかし、価格のつけられないものを保障するって難しいのだろうなぁ。
ほんとに大事なものはクリーニングに出せない、ということか。
大事だからちょっと値がはるけれど安心を買えるクリーニング屋に出しているのだが…。
流行りもの系で着ているものでも、お気に入りと買ってはみたもののそれほどのものとある。
今回なくなったのはわりとお気に入りの方。
ちょっと残念。
でも来年になったら飽きているかもしれない、きっとそうだ、と思うことにする。
クリーニング屋から再度電話がありやはり見つからなかったそうだ。
印鑑を持って来店。
臨時収入一万円。
あれ?減額されていないし、さらに繰り上がっているみたいだけど、これはラッキーというのだろうか。
これでまた新しい服が買ってね、ということだろうか。
ありがたくいただく。
以前もクリーニング事故にあったことがある。
その時はまるごと紛失でなく、服の飾りについていたアイテムが取れてなくなってしまったのだ。
そのときの交渉は面倒だった。
まず、クリーニングに出す前から取れていたのではないですか、と疑われた。
かなりイヤな感じ(対応)。
付属品物の確認をちゃんとしていなかったので、結局お店側が折れた。
同じものを探して取り付けるので預からせてもらって時間を欲しい、と言う。
その付属品はペアで付いているものだったので残っている片方と同じでないといけない。
それならばこちらも文句はない、ということでお願いした。
取り付けられて戻って来たのはいいが、どう見ても同じに見えないもの。
これだったら残っている方も新しい方に合わせて取り替えてくれた方がマシというもの。
さらにゴネても良かったのだが、その気力なし。
材料分は損してしまうが、自分で探して来て取り付けた方が早いし気分も悪くならない、ということであきらめた。
この対応の差はクリーニング店の差かなぁ。
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