パヴァロッティ氏の訃報のニュース。
真っ先に思ったこと:もう私は生で三大テノールを聴くことは出来ないのか...。
こんなことなら無理をしてても、前回の来日の時(ついこの間ではないか)に行くべきだったか。
しかしとてもじゃないがおいそれと手の出るお値段ではなかったと記憶している。
三大テノールを知ったのは、1990年イタリアFIFAワールドカップ決勝前夜のカラカラ浴場でコンサートの映像を見てから。
すぐさま虜になったわけではないが、彼らのスター性は心のどこかに刻み込まれたらしい。
それから、ボツリボツリと彼らのCDを買ったり、テレビで放映があれば映像で拝んだり...。
パヴァロッティは“キング・オブ・ハイC”と言われるくらい高音を伸びやかに出すテノール歌手。
とても明るい音だ。
ポツリポツリと買ったCDのうちの一枚が、パヴァロッティの歌うイタリア民謡集。
青い明るいイタリアの空が思い浮かぶような感じ。
2006年のトリノオリンピックの開会式で『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」を歌うパヴァロッティをテレビで見た。
これが、彼の人生最後のステージとなったそうだが、誰がそんなことを思って観ていただろうか。
その後、入院したというニュースは耳にしたが、まさか...71歳で...早過ぎる。
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