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偶然、プロのカメラマンの方とお話する機会がありまして「もっと動いて撮らなきゃ」とお言葉をいただいた。 はい、確かに。

写真は足で撮る、つまり自分の足を使って動いてポジジョンを決めて撮る、というのは、私のポリシーの一つだった。 少なくとも足を使うことによって「“ド”素人」と「素人」の差くらいは出てくるのだ。 私がカメラを手にした頃は、一眼レフでも短焦点レンズが主流。 コンパクトカメラは当然、短焦点。 ズームレンズは、暗い重い大きい高い、と良いことはほとんど無かった。 短焦点レンズだと必然的に、動いて撮ることになる。 自分で焼付けをするのだったら、その段階でトリミングすることもできた。 …が、DPEに頼んでトリミングしてもらうとコストがかかる。 撮る段階で、トリミングしなくても済む様なアングルで撮ることを心がけるようになる。 つまり動いて撮らなければならない。

ズームレンズの性能とコストパフォーマンスが飛躍的にアップするのは、1985年のα7000以降だろうか。 いつしか、コンパクトカメラでもズームレンズが普通になってしまった。 ズームに頼れば動かなくて済む…わけではないのだが、人はものぐさなもので、ついついズームに頼ってしまうものだ。 そこをズーム機能に頼らず足を使って撮ると、写真の出来栄えに差が出る。

…といっても、思うように動けないのがお客さんの一人として撮っているライブ写真。 元々限られた条件で撮っていたのだが、最近、ますます動かないで撮る傾向が…。 もっと動かないと良い写真は撮れないなぁ、と思いつつ、なんだか身体が動かなくってね...。 とはいっても、もうちょっと思い切って撮らないとねぇ。 誰か背中を押して下さい(笑)。

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