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私にとって「写真を撮る」ことはその一瞬を切り取る、ということ。
自分が感じた楽しさだとか、感動とか、そんな思いをできるだけ一枚の絵に取り込みたい。
たとえピントがぼけてしまった写真でも、アングルが滅茶苦茶な写真でも、そこから楽しさとか何かを感じることができれば、そんな風に撮れた写真は、自分の作品としてカワイイ。
だから、トリミングしたりレタッチしたりして欠点をカバーしてあげたくなる。
シャッターチャンスだけはレタッチではカバーできない。


見た目のありのままを伝える写真だったらば、レタッチつまり修正はご法度なのかもしれない。
でも私が撮りたいのは違う。
ライブだったら、音が聴こえてきそうな写真、
笑い声が聞こえてきそうな写真、
被写体の動きが伝わってくるような写真、
その場の雰囲気が伝わる写真、
…そんな写真を撮りたい。
だから“絵”としてダメな部分はレタッチする。


撮影者として自分が撮って気に入っている写真を、被写体の方にも気に入っていただけると非常に嬉しい。
しかし、必ずしもそうぴったり一致するわけではなくて、撮影者としてはこっちが気に入っているのに、そっちの方がより気に入ってもらえたか…なんていうこともある。


自己満足的な限りなく趣味な写真撮りではあるが、第三者の方にお褒めの言葉などいただくとやっぱり嬉しい。

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