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今月、Movie Plusで放映中。
今年はグレン・ミラー生誕100年だそうだ。
そんなこともあり放映されているのだろう。
何年か前にテレビ放映をしているのを観たことがあるが、また観たくなった。


スウィング・ジャズの創始、グレン・ミラーの生涯を描いているが、音楽映画とか伝記映画とかそんな枠はこの映画には無用だ。
むしろ夫婦愛を描いたラブ・ストーリーとして観てもいい。
自分のトロンボーンを質に入れなくてはならないくらい困窮していたグレン・ミラーが楽団に雇われるところから物語は始まる。
音信不通だった昔の恋人は既に他の男と婚約している。
しかし、そんなことおかまいなしに、グレン・ミラーはデートを申し込み、そして結婚を申し込む。
昔の恋人は、どう考えても無茶や無理を通しているグレン・ミラーのペースにどんどん巻き込まれていく。
その過程がとても面白く描けている。
楽しい。
また、グレン・ミラーの友人達(音楽仲間)が脇役として彩を添える。


そしてエピソードをグレン・ミラーの音楽が彩る。
これだけストーリーとして完成しているのだから、事実と異なる脚色がかなり入っているのだろう。
結局、グレン・ミラーが成功したからめでたしめでたしなんだけど…とも思うが、これは映画。
素直に映画の描く世界に浸ってみるのがいい。


そういう点では、この映画を観たからといって、必ずしもスウィングに興味を持つかというと微妙かもしれない。
でも、スウィング好きでなくても、メロディはどこかで聴いたことのあるようなものばかり。
映画「スウィングガールズ」でスウィングに興味を持ったら、次に観てみると楽しめる映画かも。


それで、さらにスウィングに興味をもっていろいろ突き詰めてみるのもよし、単に映画として楽しんでもよし。


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